昨年、ユネスコの世界無形文化遺産に登録された「花田植」を見に。
毎年6月第一日曜日に行われるが、「雨知らず」だとか、田植えなら雨が似合うところだが
晴天となった。
周りはもう田植えは終わっていて、会場になる一画だけが
農耕行事「花田植」のために準備されている。
町の通りでも次代をになう子供たちが演技を披露
広島県の無形文化財・本地花笠踊保存会も参加。
今までは全部男性だったが今年は女性が一人加わったとのこと。どれが女性なのかわからない。

男性が踊るというのは、かなり重いものなのだろう。
いよいよ花田植のはじまりだ。
美しく飾られた牛が入場。
昔は農家の労働力として欠く事のできなかった存在だったが、機械化が進んで、その役目を終えた現在、「飾り牛保存会」として十数頭、篤農家によって数頭が飼育されて、保存伝承にとりくんでいる。

飾り牛による代掻き。 一筆書きの図形で進められる。
「囃し」は大太鼓、小太鼓、手打鉦(てうちがね)、笛があって、早乙女はサンバイや囃しに合わせて田植えをする。
早乙女の田植え
サンバイといわれる全体を指揮する責任者。
立派に役目を終わって引き上げる牛さんたち
昨年ユネスコ世界無形文化遺産に登録されて観客も大幅に増えて
今年は1万3千人を予想、会場はいす、暑さを避けられるようにテント、
そこで見られるように大型スクリーンなど用意されていた。
なによりは全員にいきわたるように準備された冷たい水がとてもおいしかった。
20数年前から地域の宝を伝えるため「壬生小子供田楽団」がつくられて
立派な後継者として田楽団を支えている。
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